小説十八史略(一) (講談社文庫)作者: 陳舜臣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/01/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (32件) を見る

陳舜臣著。
二度目の挑戦で完読。
おもしろいんだけど、図書館で借りているのでちょっとした拍子で中断してしまうと、それきりになってしまう。今回も半年以上の中断期間を挟んで、でも、何とか読み終わった。
しかし、すでにほとんど忘れている。
三国志の頃とか、玄宗皇帝とか、もともと知っているところはよく頭に入るんだけど、よく知らないところはすぐ忘れる悪循環。
今回頭に残ったのは「漢、唐などの王朝名は、その王朝が発祥した土地の名前。(だから同じ名前の王朝がいくつもあるのか)それが元以降、明、清はよい字を選んだもの」ということのみ。
それと、最後に出てきた南宋の二人の皇子は、『安徳天皇漂流記』に出てきた安徳帝とシンクロする亡国王子様ね、ということ。こういう断片的な時代知識が蓄積してからもう一度読むともっと頭に入るんだろう。
これを読むときにすごく参考になるフリーソフト
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/070512/n070512com1.html
中国王朝の消長がよく分かります。