「ユリばあちゃんの岬」

土曜日にいつもなら「世界不思議発見」を見るところ、そちらは録画してこちらを見る。
知床岬の突端に近い番屋に春から秋の4ヶ月間、たった一人で暮らす藤本ユリさんは79歳。電気もガスも水道も電話も無い、掘っ立て小屋のような番屋に、犬2匹と暮らす。
すごいのよ〜もう。
胸近くまであるゴム引きのズボンをはいて、海に入って重そうな昆布を拾い集める、それがユリさんの仕事。自分ように鳥に追われて浜に打ち上げられた鰯を拾ったりもする。
人はこのようにも生きられるのだと思った。
すぐ近くにヒグマが現れても「怖くない訳じゃないけど、見てしまってからではどうにもならない」と、じっと座り続ける。ユリさんを守ろうと、熊にほえかかる犬たち。
海が好きで、都会は好きではない、友達もいらない、とユリさんは言う。
生きてる限りは来ようと言いつつ、孫たちに迎えられてユリさんは島を去っていく。
日本は広いなあ。すごい人がいるなあ。
再放送 11月15日(火)午前0:40〜1:32
見てね。