2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『不機嫌なメアリー・ポピンズ イギリス小説と映画から読む「階級」』

新井潤美 イギリスには今も階級(の名残)があり、それは小説・映画などに厳然として現れている。 アッパークラス 地主・貴族など アッパーミドルクラス 知的職業:聖職、研究職、法律職など地主・貴族の長男以外が就く職業。 軍士官 金持ち商人。 ロウアー…

『映画道楽』

鈴木敏夫 「スタジオジブリ」取締役社長である鈴木氏のエッセイ。 元々は徳間書店の編集者だったのね。「週間アサヒ芸能」から「アニメージュ」に移り、徳間社長から「企画のあるやつはもってこい」と言われて、宮崎駿と企画を立てた、というのが宮崎、高畑…

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか 身近な疑問からはじめる会計学』

山田真哉 図書館でリクエストしてから待つこと約8か月、ついに来ました。 さすが、おもしろかったです。 最初の「さおだけ屋」と「住宅地の高級フランス料理店」のエピソードは、テレビ「世界一受けたい授業」でも見たことがあるのですが、その時の説明の方…

『金沢城のヒキガエル 競争なき社会に生きる』

奥野良之助著。 おもしろかった。図書館の新着コーナーで目にとまらなかったらおそらく読むことはなかったでしょう。 副題にあるようにヒキガエルは本当に競争しない。それどころか働かない(活動しない)。 何せ、冬眠の他に、夏眠、冬眠からさめてちょっと…