2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『紅一点論 アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』

斎藤美奈子著 『ものは言いよう』などの、フェミニズム的な本も書いている著者の、アニメ・特撮・伝記のヒロイン像を分析した本。アニメには男の子の国と女の子の国がある。 男の子の国は、「ガッチャマン」とか「ガンダム」などの悪とたたかうストーリー、…

彩の国シェイクスピアシリーズ「間違いの喜劇」

http://blog.eplus.co.jp/shakespeare/archive/c359複雑なストーリーなので、内容についてはリンク先を参照してください。 芸術劇場会員の方に取っていただいたら、最前列まん中だった。 自分が小栗ファンでないのが残念なくらい、真ん前。 高橋ファンではあ…

『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ』

木村元彦著。 これも、発売直後に買って途中まで読んで放ってあった。(現在積ん読消化月刊) 1999年のNATO空爆により終わったとされるコソボ紛争、しかし、その後もセルビア系の民間人が3000人も行方不明になるなど、「民族浄化」は相変わらず…

『歴史よもやま話西洋篇』

池島信平編。歴史よもやま話 西洋篇 (文春文庫 283-4)作者: 池島信平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1982/06メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る日本篇がとてもよかったのでずっと探していた。古本市で昭和45年の第9刷を見…

『ぼくは生きている』

テリー・ホワイト著。 「ぼく」は物心着いてから聞いた言葉をみんな覚えている天才少年。だけど、みんなには低能と思われている。なぜなら、脳性麻痺で体を全然動かせないから。 「ぼく」の現実をついに受け入れることが出来なかったお父さんは、離婚して別…

「オリバー・ツイスト」

ロンドンの下町が再現されている。サラ・ウォーターズとか、ディケンズだけではなく、時代の重なるいろいろな作品が思い出される。 テムズ川にナンシーにゆかりの階段があったと思うけれど、それはブラウンロー氏と話をしたあの階段のことなのかな? グリニ…

「Mr.&Mrs.スミス」

だいぶ前に見ました。 なんてことのない話だけれど、美男美女は見ているだけで楽しい。 アンジェリーナ・ジョリーの顔、というかくちびるって不思議。あのくちびるが他の人の顔にあれば、ぜったいきれいじゃない(いっそみにくい)と思うのに、彼女の顔にあ…

『誰のための綾織』

飛鳥部勝則。 これはすでに回収された曰く付きの作品。 故三原順の代表作『はみだしっこ』をあまりに「引用」しているため出版社が回収を決めたらしい。野次馬根性と、『はみだしっこ』が好きだったので、図書館で借りてみた。 詳しくはおっぺさんの書評にお…