2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2005年の読書

今年読んだ本。 221冊。他に英語の本が5冊。 数えてみたら、久々に200冊を越えていた。これは図書館のリクエストをネットで出来るようになったのが大きいと思う。次々予約して、来た順に読む。 自転車操業というか、図書館リクエストの無間地獄という…

『異形の王権』

網野善彦著。 途中でかなり長い間中断していたので、かなり忘れてしまった。 タイトルにひかれて読んだのだけれど、「王権」については最後の最後の論文のみで、「異形」と言われるものを広く扱っている。その中で、特に「聖」から「賤」へ変わっていったも…

『はじめからの数学1 幾何学 空間と形の言語』

ジョン・タバク著。 難しかった…… ほとんど理解できませんでした。これで高校生向けなの? 自分があまりに文系人間で、高校時代、数学も、いいとは言えないまでも、それなりな点数(5段階で3〜4,たまに2)くらい取っていたのに、みんな忘れてしまって、…

『「民族浄化」を裁く 旧ユーゴ戦犯法廷の現場から』

多谷千香子著。 個人的テーマの一つユーゴスラヴィア本。 旧ユーゴの戦犯法廷に、日本人の、しかも女性の判事がいたとは全く知らなかった。 旧ユーゴの戦争の中でも、彼女があつかったボスニア紛争についてページが割かれている。 ドイツが勝手に承認したク…

『シャングリ・ラ』

池上永一著。 おもしろい! おもしろい! ものすごいスケールの話。 ストーリーは複雑なので、上のリンクからアマゾンに飛んでください。 あまりにスーパーな國子より、美邦の方がすきだな。しかしあれ以後善意であっても彼女に嘘をつくとものすごく悲惨な死…

「Harry Potter and the Half-Blood Prince」

J.K.Rowling 著Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6) (US)作者: J. K. Rowling,Mary GrandPre出版社/メーカー: Arthur a Levine発売日: 2005/07/16メディア: ハードカバー クリック: 4回この商品を含むブログ (105件) を見る大きい本で…

『ファストフードが世界を食いつくす』

エリック・シュローサー著 最初は、ある種のサクセスストーリーから始まる。マクドナルドなどのの創始者たちだ。ハンバーガーを作るのに、工場のラインの方式を取り入れたのだ。つまり、一人は一つの工程しかこなさない。これで、ファストフード店に熟練者は…

『イラクの戦場で学んだこと』

岸谷美穂著 著者は国際基督教大学を卒業後、NGOで働きたいと思っていた。しかし、NGOは、大学卒をほとんど取らず、修士の資格が必要。それで大学院入試のための論文を書いてみようとするが、具体的な像を自分の中で持っていなかったのでいいものが書け…

『コレデオシマイ』

角川春樹事務所の編集者が山田風太郎にインタビューした聞き書き。 たまたま図書館から借りてきていて、読み終わったばかりだった。 「角川と言えば、いい辞書を出しているね」 「角川は角川でも、うちは角川春樹事務所です」 なんていうやりとりが、妙にお…

 NHK教育テレビ ETV特集「山田風太郎が見た日本 未公開日記が語る戦後60年」(12月10日放送)

1時間半の番組だったのだけれど、途中まで忘れていて1時間だけ見た。 『戦中派不戦日記』など、戦争時の日記はすでに刊行・公表されているが、これはそれ以後の戦後から日記を書かなくなる(書けなくなる)1993年までの記録。それが、当時の映像と共に…

『弁護側の証人』

小泉喜美子著。 「本プロ」に紹介が続けて載っていたので図書館で予約。 1963年の本だからなんと42年前。だけど、全然古くない。西村京太郎の『殺しの双曲線』が、内容よりも感覚の古さが気になったのと対照的。 大金持ちのどら息子と結婚したストリッ…

『サッカーの国際政治学』

小倉純二著。サッカーの国際政治学 (講談社現代新書)作者: 小倉純二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/07/21メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見るFIFA理事である小倉氏が、2010年ワールドカップが南アフリカで開催される…