『Angels & Demons』

Dan・Brown著。
Angels & Demons

ダ・ヴィンチ・コード』の作者の前作。主人公も同じ。舞台はバチカンコンクラーベが行われようとしているサン・ピエトロ寺院から、4人の枢機卿が消えた。その上、大爆発を起こす可能性のある反物質までもが、バチカンのどこかに仕掛けられているという。
ダ・ヴィンチ・コード』よりも、舞台となった場所との結びつきが強く、地図を見ながら読んだ。次々現れるうんちくも地名もとても楽しい。その点で、『ダ・ヴィンチ・コード』よりこちらの評判が高いのもうなずける。しかし一方、自分が追われる立場であった『ダ・ヴィンチ・コード』と比べて、スイス・ガードなどの協力を仰げるはずの今回も、ラングトンガひたすら個人行動を取るのが納得できなかった。せっぱ詰まってるんだから、みんなで探そうよ。。。。
と言うわけで、ストーリーはこちらが上、ラングトンの馬鹿者度もこちらが上、という感じ。
事件の真相は、「こうだったらいやだな」と早くから思っていたものでした。