『サッカーの国際政治学』

小倉純二著。

サッカーの国際政治学 (講談社現代新書)

サッカーの国際政治学 (講談社現代新書)

FIFA理事である小倉氏が、2010年ワールドカップ南アフリカで開催されることになるまでの経緯や日韓共催までの道を記している。
いろいろ書けないこともあるのか、正直ものたりない所も多いのだけれど、さらりと読めてそれなり、でした。
ドイツW初出場のニュースでトリニダード・トバゴという国名を、初めて聞いて非常にびっくりしたのだけれど、この本によると中米のFIFA委員のまとめ役らしいので、中米の中ではサッカーが強い国なんでしょうね。
また、Jリーグ発足当時、リーグ加盟申請の締め切りがあと半年遅かったら、加盟チームは半減していただろうという。ちょうどバブルがはじける寸前だったから。
2005年、ついに当初からの加盟10チームでタイトルを持っていないところはなくなった。Jリーグも新しい章に入ったということかもしれない。