『シャングリ・ラ』

池上永一著。
シャングリ・ラ
おもしろい! おもしろい!
ものすごいスケールの話。
ストーリーは複雑なので、上のリンクからアマゾンに飛んでください。
あまりにスーパーな國子より、美邦の方がすきだな。しかしあれ以後善意であっても彼女に嘘をつくとものすごく悲惨な死に方をする、というのはなくなったんだろうか?
二人と比べると、圧倒的にスケールの小さい草薙も好きだ。実際、あの方々の子孫がいたら、ああいうおっとり小市民的(でもそこそこ有能)になっている気がする。
不死身の小夜子もいいし、無駄に万能な涼子もいい。
ミーコは理想の子守さんだし、モモコは理想のお母さん。(でも、どうしてもモモコは美女というイメージを抱けなかった。ミーコのやせ形くらいのイメージで読んでいた)
アニメ雑誌NEWTYPE」連載らしいけど、これを毎月読むのはいらいらするだろうなあ。やっぱり一気読みでなくては。
しかし、炭素経済の仕組みはいくら読んでもわからず。実際の炭素と、経済上の炭素の差を利用するってことなんだろうけど、「リースバック」とか、なんなんでしょ?
池上永一、後残るは『夏化粧』だけ?