『Darren Shan』 全12巻

『Darren Shan 』シリーズ全12巻
Darren Shan 著
Cirque Du Freak (The Saga of Darren Shan No.1)

『Cirque Du Freak』で始まるシリーズ。
著者と同じ名前のダレン・シャンはあるサーカスから毒蜘蛛を盗む。そして、それがきっかけとなって半分吸血鬼になってしまうのだ。
150ページほどの薄さと、大きく空いた行間、とりあえず「今月も英語の本1冊読みました」と言えるし、バーゲンブックにも割と出ていたので読んでいた。
けれど、最初の1,2巻はどうにもおもしろくなくて、なんで人気があるのかわからなかった。けれど、3冊ずつひとまとまりになる4巻以降は結構おもしろくなってきて、最後、11巻は読み終わるとすぐに本屋にいって12巻を買ってきた。(バーゲンで出てこないか、待っていた)
だけど、12巻を読み終わって「えーっ、それはない」と言ってしまった。よくできているとは思うけれど、こういう終わり方は嫌いだ。
ちょっと長岡良子さんの『ナイルのほとりの物語』の終わりに似ていると思った。すべてを経験した後の自分が、過去を変えたいと思って、なんとかして過去に影響を与える。しかし、そうなると「経験してしまった自分」はほどけてなくなってしまう。こんな寂しい終わり方は嫌い