「源氏物語 千年の謎」

映画館のメンバーカードの期限が来そうだったのでレディースデーに見に行く。
突っ込み所は多々あれど、千円ならば満足です。
なんと言っても土御門邸のセットがすごかった。もう壊しちゃったのかなあ? まだなら残して一般公開して欲しい。
御帳台の中、広さとかが見られたのがうれしい。出来たら塗り込めの中も見たかった。
一番の衝撃は田中麗奈六条御息所だったこと。なっちゃんがねえ。。。。
キャストと言えば、弘徽殿が室井滋だった。桐壺に自ら飛びかかっていったり、おもしろキャラ設定だったけれど、この場合、「さだすぎた」美女がよかったなあ。お付きの女房たちにえげつないことさせてそれを几帳の後ろから見ている、なんていう。
生田斗真は若いんだろうけれど、この時代の光源氏ならばもう一段若い人を起用して、六条や葵との差を見せて欲しかった。(葵が年上という設定はなかったみたいだけど)
個人的なイメージでは美形な藤原行成甲本雅裕だったのと、映画の中では美男設定ではなかったようだが頭中将が尾上松也だったのは、ちょっと違和感。尾上松也は公家がおで合っていると言えば合っているのか。行成が「白氏文集」を常に読んでいたのは、大学教授が中学の教科書を読んでいるものでは?
一条天皇東儀秀樹というのは、ちょっと年が行きすぎていないかと思ったけれど、笛の名手一条帝が自ら笛を吹くシーンがよかったので、納得した。

一つどうしてもいただけないと思ったのは彰子を「しょうし」と読んでいたこと。「あきこ」と読んでいたか確実ではないとは言え、「しょうし」と読んでいなかったのは確かなのだからとりあえず「あきこ」にしておけばよかったのに。